外部の力も借りていく リスクはチャンスになる
これまでは完成車メーカーとすり合わせをして作り込むことで成長してきた歴史がある。そうした中から生まれた製品は多く、自信を持っている。半導体やモーター、センサーなどハード系がその一例だ。
一方、最近はソフトウエア系が注目され、人工知能や自動運転などでほかに強いプレーヤーが出ている。ソフトでできないものがあれば、自前だけでなく外の力も借りていく。その結果、いいハードができるかもしれない。振り子はハードとソフトの間で振れており、ソフトに行けば、ハードにもまた多少戻る。100年に1度の変革では、リスクと思われることがチャンスに変わることもある。
──具体的な戦略はありますか?
電動化や自動運転の時代は車全体をどう電子制御するかが重要だ。当社はその技術やノウハウを持っており、リードしている自負がある。完成車メーカーと一緒にやれるプレーヤーはそう多くない。そこで電子プラットフォームをきちっと作り上げていく。
完成車メーカーがいい車をたくさん造ろうとしたとき、車を造りやすくしておくのがプラットフォームだ。標準化したものがないと自動車業界は大変になる。一品一様の車では工数や時間がかかり、価格も高くなり、結果的に購入者の負担になる。そうならないようにすることが要求されている。
──2017年9月には、トヨタ自動車とマツダとEV(電気自動車)モジュールの合弁会社を設立しました。今の話とも関係しますか?
この記事は有料会員限定です
残り 764文字
