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家電見本市が車ショーに変貌 「CES」の主役が交代

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次世代EVを発表したトヨタの豊田社長は、ライバルにグーグルなどのIT企業を挙げた

毎年1月に米ラスベガス(ネバダ州)で開かれる世界最大の家電見本市、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)。出展企業は約4000社、来場者は約17万人に及んだ。

従来はテレビやスマートフォンなどが中心だったが、近年は自動車関連の出展が目立つ。今年は550社以上が自動車関連。日本からもトヨタ自動車、日産自動車、ホンダの大手3社が顔をそろえた。

中でも話題となったのがトヨタだ。通勤用の相乗りタクシーから、軽食を売る屋台、移動ホテル、無人運転による物流にも使える──。同社は、電動化やコネクティッド技術を活用し、多目的に利用できるEV(電気自動車)のコンセプトモデル、「イー・パレット」(写真上)を発表した。

車体の開発では、すでに手を組む米ライドシェア(相乗り)大手のウーバー、マツダに加え、米アマゾン、米ピザハットなど5社と協業する。会場で豊田章男社長は「トヨタは自動車メーカーを超え、人々のさまざまな移動を助けるモビリティカンパニーになる」と宣言。実際の車両は2020年の東京五輪でお目見えする。

そして総合家電メーカーもまた、「自動車シフト」が鮮明だった。 

「プラズマのパナ」を刷新

象徴的だったのが、パナソニックのメインブース。そこに家電製品は一つもなかった。これは半世紀にわたりCESに出展してきた同社にとって初めて。「北米での『プラズマテレビのパナ』の印象を刷新してもらうため、意図的に家電をなくした」(津賀一宏社長)。

代わりに打ち出したのは、自動車分野だ。今回新たに発表したのは、アマゾンのAI(人工知能)「アレクサ」を搭載した車載用インフォテインメント(情報・娯楽提供)システムだ。パネルに向かって話しかければ、ネット環境がなくとも音楽を再生したり、カーナビを使ったりできる。

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