次世代技術の開発を強化 ベンチャー企業にも出資
昔はトヨタ自動車に素材や部品を売っていたらやっていけた。これからは違った世界に対して、幅広くものを考えないと生きていけない。クランクシャフトやコンロッドなどのエンジン部材が減っていく。それらに使う鋼材が減っていくことも目に見えている。何も手を打たなければ、ある程度の影響は避けられない。それでは生きていけないよ。
──では、どう対応しますか。
次世代のスマート分野に対応した開発力をつけていく。1月には専門部署「未来創生開発部」を新設した。兼務を含め約80人体制でEV(電気自動車)モーター用の磁石や電池材料、次世代インバーター部品などの開発を強化する。
注力している一つが(磁石を埋め込んだ道路をセンサーでたどる)自動運転向けの磁気マーカシステム。白線並みのコストで埋めることができ、すでにバスで実証実験が進んでいる。GPS(全地球測位システム)やカメラを使う自動運転の場合、悪天候時の作動が厳しいが、当社のシステムではその問題がない。欧州から引き合いがあり、手応えを感じている。
──ソフトバンクも参画する自動運転ベンチャー企業への出資を2月に発表しました。
われわれはセンサーなど重要な部品を提供しており、その中での発言権が欲しい。ソフトバンクは事業を進めていくスピードが速い。当社も勉強しないといけない。だから、中に入ってもまれている。
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