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マンション一本やりで生き残れますか? Interview|長谷工コーポレーション 社長 辻 範明

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つじ・のりあき●1952年生まれ。75年長谷工コーポレーション入社。99年に取締役第一事業部長、2005年に代表取締役専務執行役員。14年4月より現職。(撮影:今井康一)

足元の業績は出来すぎ 大いなる中小企業になる

新しいマンションに住みたい欲求はつねにある。今後市況が急落することは考えづらい。2020年の東京五輪後も高水準で推移するだろう。

とはいえ、足元の業績は出来すぎだ。建設需要が急回復してマンションを手掛けるゼネコンが減り、競争が落ち着いた点は大きい。この環境が続くとは思っていない。

──管理やリフォームなど、周辺事業の育成が急務です。

われわれには62万戸というマンション施工実績(18年3月期末時点)がある。自分で造ったマンションなら建設時の情報はすべて手元にあるので、リフォームもやりやすい。一般的なリフォーム工事は受注件数に波があるが、一定量の工事を抱えている当社であれば、専門工事業者も安定して仕事を引き受けてくれる。

ただ収益柱に育てるには、相当な投資を要する。4月に手放したマンション向けの電力供給事業は、昨年度ようやく黒字に転換した。だがこの先の展望が開けず、知見が不足するフィービジネスを手掛けることに不安があった。ならば売れるときに売り、投資の原資にしていく。M&A(企業の合併・買収)も選択肢にはあるが、よいと思った会社は買われてしまっているか、値段が高くなりすぎている。買い時は慎重に判断したい。

──長谷工といえば「手頃な価格のマンション」というイメージが定着していますが、今後高級マンションを扱う考えはありますか。

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