経営資源の再配分に課題 役職員の意識改革が必要
デフレマインドが続く経済環境下、マイナス金利政策のように銀行にとって厳しい事業環境が続いてきた。それに適応できているかが非常に重要だ。2017年度は一過性要因もあり、たいへん厳しい業績となったが、勝負は時の運みたいなところもある。私はあまり気にしていない。
ただ、構造的な問題にしっかり向き合い、手を打てているかというと、そこは弱いと言わざるをえない。経営資源を再配分するコントロール能力はまだ課題が多い。
有人店舗のカウンターへの来店客数は過去10年で3割減った。数十年に一度の大きなパラダイムチェンジが起きている。顧客から見てコスト競争力のあるサービスを提供し、新しい顧客ニーズに対応できるような組織体になっているかというと、まだできていない。
──他行ではATM(現金自動出入機)を削減する動きもあります。
決済関連の利用者の比率はATMがいちばん多く、利用件数も横ばい。(イオン銀行との共同利用化に踏み切るなど)当社はいち早く相互開放に踏み切った。3メガバンクで最も多い、全国7000カ所のネットワークを展開し、競争優位に立っている。
しかし、それでいいわけではない。ATMはいずれ公衆電話のようになっていく。今がいいということで済ませず、顧客利便性の向上という視点で、キャッシュレス比率を高めていく必要がある。
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