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あこぎな中国寺院ビジネス 信仰より商売重視

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中国の杭州といえば、IT界の寵児、馬雲(ジャック・マー)率いるアリババがあることで知られ、今や上海をしのぐ金持ちの住む街ともいわれるほどに発展している。

その杭州郊外の寺に行って驚いた。日本との関係も深いこの寺には5年前も訪れたことがあり、その閑静な環境が、中国にいることを忘れさせるほどで、深く印象に刻まれていた。

だが今回、車で山を登っていくと途中で通行止めになっている。「寺は全面改修中で入ることはできない」と言われ、落胆した。

それを聞いた、同行していた中国の友人が突然「中国人に不可能なことはない」と言いだすと、そこへ近所の食堂のおばさんが現れ、「こっちへおいで」と手招きするではないか。

なんとそのおばさん、おカネを取って通行証を貸し出していたのだ。恐る恐るその通行証を掲げて行くと、確かにすんなり通れてしまう。さすが中国、日本では考えられない商売があるものだと妙に感心させられる。もちろん寺の改修で客足が激減したため、苦肉の策で始めたことだろうが、今では結構いい実入りになっているはずだ。

寺院を大規模再開発

そして山頂の寺に行くと、いくつもの建物が壊されている一方で、山のさらに上に巨大な建物が建築中であった。日本でも寺院の改修による一時的な閉鎖はあると思うが、これほど大規模な再開発をする寺などないだろう。何より歴史的な建造物をいとも簡単に壊してしまう神経と対応にはあぜんとせざるをえない。

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