鉱工業生産指数の改善が顕著だ。4月は103.8(季節調整済み)と、前月比で4.0%の上昇(図表1)。2008年10月以来の高水準となり、消費税率引き上げ前のピークだった14年1月の103.2を上回った。
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牽引したのは、自動車に代表される輸送機械だ。4月の生産指数は114.8で、前月比10.8%の増加となった。ほかにも汎用・生産用・業務用機械や電子部品・デバイスが高い伸びを示した。速報段階で公表される15業種のうち、11業種が前月比で上昇した。
ただ、生産が好調だった反面で、気になる変化も見て取れる。急ピッチでの在庫の増加だ。4月の在庫指数は111.3と、前月比1.5%の増加。16年11月を底に、5カ月連続で在庫が積み上がっている。
生産と同様、在庫の増加を牽引したのも輸送機械だ。4月は前月比で15.8%増、前年同月比では25.9%の大幅増となった。
鉱工業指数は、年度末の3月には生産の駆け込みがあることなどを考慮して、季節調整をかけている。ただ、ゴールデンウイークについては日の並びが毎年異なるため、4〜5月の指数には季節調整がかけられず、振れ幅の大きくなる傾向がある。4月の輸送機械の生産と在庫の急増に関して、こうしたテクニカルな要因を指摘する向きもある。
「在庫は輸出の船待ちの可能性もあるので、額面どおりに受け取る必要はない。ただ、5カ月連続で増えているので、船待ちだけとは考えにくい」(ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎・経済調査室長)
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