原油安・新興国バブルの崩壊で世界経済の減速が懸念されている。
日本経済はどうだろうか。実質GDP(国内総生産)成長率は冴えない状況が続く。2014年4月の消費増税の前後に駆け込み需要と反動減があったものの、ならしてみるとほぼゼロ成長だ(図1)。
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2月15日に発表される15年10~12月期の成長率は、2期ぶりにマイナスとなる可能性が高まった。これまでは1%未満のプラスがコンセンサス予想だったが、1月末に集中して発表された経済統計を受けて、再び、下方修正され始めた。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は、前期比マイナス0.6%(年率でマイナス2.2%)を予想する。15年度の成長率は1%割れを予想。14年度が消費増税で下押しを受けていたことを考えると「15年度は1%ポイント程度のゲタがあるはずで、実態は数字以上に悪い」(斎藤室長)という。
足元では消費と設備投資の下振れが下方修正の原因だ。
「消費は14年度末にかけて持ち直していたが、15年度に入り、一進一退。夏の天候不順や暖冬の影響もあるものの、個人消費と実質雇用者所得は同様の動きとなっており(図2)、消費停滞の原因は実質雇用者所得の低迷にある」と斎藤室長は指摘する。
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14年度には官製ベアといわれながらも名目賃金が上昇したが、消費増税により実質賃金の伸びはマイナスだった。15年度は原油安により物価上昇率は大幅に低下、前年を上回る賃上げがあったものの、夏や冬の賞与は期待外れに終わった。
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