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再び黒字は拡大するのか 経常黒字が5年ぶりに増加

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財務省が2月8日に発表した国際収支統計(速報ベース)によれば、2015年歴年の経常収支(国際収支統計、速報ベース)は16兆6413億円の黒字で、5年ぶりに増加に転じ、ほぼ東日本大震災前の水準に戻った(図1)。

[図1]
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経常黒字が前年比13兆9955億円増と大幅に増えた一つ目の要因は、貿易・サービス収支の赤字縮小(プラス11兆2755億円)。貿易収支は主に原油安により赤字が6434億円に縮小した。この間、原油価格(石油連盟)は1バレル=55ドルで前年比47.7%下落。サービス収支も、訪日外国人客の増加と「爆買い」と呼ばれる活発な消費により旅行収支が黒字に転換するなどで、赤字が縮小した。

二つ目の要因は活発な投資と円安効果により、第一次所得収支(直接投資収益と証券投資収益)が前年比で2兆6563億円増加したことだ。

貿易統計(国際収支統計の貿易収支とは基準が異なり数値は不一致、速報ベース)15年歴年の中身を見てみると、円安(ドル円の平均レートが前年比14.9%の下落で121円)により、輸出金額は3.5%増加の75兆6316億円だったが、数量ベースでは1%減少している。

輸出数量の動向を地域別に見ると、EU(欧州連合)向けは前年比4.7%増と景気の回復に連動して持ち直してきている。しかし、中国向けが同4.1%減と落ち込んだため、アジア全体としては0.1%減とほぼ横ばい。米国向けも2.4%減と不調だった。自動車が好調だったものの、電子部品や建設用・鉱山用機械などの資本財が減退した。

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