今の日本は戦後3番目に長い景気拡張局面にある──。そう言ったら、多くの人は「えっ、そうかな?」という反応をするのではないだろうか。
図表1のように、日本経済は戦後15回の景気循環を経験してきた。最長は2002年1月から08年2月まで続いた「いざなみ景気」だ。このときは6年1カ月もの長期にわたって景気が拡張した。
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2番目に長いのは高度成長期の1965年10月から5年近く続いた「いざなぎ景気」。「神武景気」(54年11月〜57年6月)、「岩戸景気」(58年6月〜61年12月)と合わせて昭和の3大景気と呼ばれている。
いざなみ景気は小泉純一郎政権(01〜06年)、いざなぎ景気は佐藤栄作政権(64〜72年)の期間とほぼ一致する。どちらが原因でどちらが結果かは判然としないが、長期政権は長い景気拡張に結び付きやすいといえそうだ。
現在、日本経済は12年11月から始まる景気拡張局面にある。今年3月までで景気拡張は52カ月となる。エコノミストらによるコンセンサス予想・ESPフォーキャストの最新調査では、景気の拡張は18年4〜6月期まで続くと見込まれており、仮にそうなれば、いざなぎ景気を超え、戦後最長のいざなみ景気に迫ることになる。
景気の「山」や「谷」など景気循環の局面変化は、内閣府・経済社会総合研究所長が景気動向指数研究会での議論を踏まえ判定している。また、内閣府は毎月公表の月例経済報告で、その時々の景気判断を文章で示している。直近の3月月例報告では「緩やかな回復基調が続いている」と表現している。
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