効かない健康食品 危ない自然・天然
松永和紀 著
ちまたにあふれる健康食品に関する情報は、どこまで本当なのか。科学ジャーナリストが解説する。
さまざまな効能をうたう水素水なら、水素自体は大腸内でも大量発生しているし、経口では少量しか摂取できないのでほとんど効果なし。同じように、シジミ、黒酢、マカ、ローヤルゼリーなど、滋養強壮のイメージが強い健康食品も、効能にほとんど根拠がないと切って捨てる。それさえ食べていれば健康が約束されるといったマジックフードはない。逆に、天然由来だから安全というのも一概にいえないと警告する。
極端な健康情報には何らかのバイアスがかかっている。そう知ったうえで健康情報リテラシーが必要になると説く。
戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実
加藤 廣 著
時代小説家が、戦国期の武将たちを中心に27人の辞世や本音を語る言葉から彼らの生き様を探ったアンソロジー。
その栄耀栄華を一杯の酒に例えた上杉謙信の辞世からは、その潔さをたたえ、最も尊敬できる戦国武将だと評価する。「文武両道」こそが武人の理想だと説く著者は、逆に気が利いた言葉をまったく残していない信長を評価しない。家康については、戦前の昭和の政治を任せれば、愚かな戦争は起こさなかったのではと分析。さらに秀吉の2年前から用意された辞世からは、秀頼は実は秀吉の実の子ではない可能性を検証し、利休のそれからは彼が切腹させられた真の理由を探っていく。
最期の言葉だからこそ、その人物の本音が知れる。
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