JR発足30年の節目を迎える2017年、JR東海のリニア中央新幹線・品川─名古屋間の工事が本格化する。南アルプストンネル山梨工区や長野工区、名古屋駅などで工事が次々とスタートしている。
5.5兆円に上る事業費は16~17年度に1.5兆円ずつ、計3兆円が低金利の財政投融資で調達される。JR東海はもともと事業費の全額を民間から調達する計画で、名古屋開業後は8年程度かけて債務をある程度返済してからあらためて大阪延伸の事業費を調達する方針だった。しかし、リニアの経済効果をフルに発揮するには名古屋開業から間髪を入れず大阪開業に向けた工事を開始すべしという声が大阪の経済界や政府・自民党の間で高まり、公的資金がつぎ込まれることになった。
この記事は有料会員限定です
残り 298文字
