有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

税収増加で一息つくも財政再建の道筋見えず 予算

2分で読める 有料会員限定
報道陣の質問に答える麻生太郎財務相。夏に策定する財政健全化計画でどのような策を打ち出すのか(時事)

総額96兆3420億円。当初予算ベースでは過去最大となる、2015年度の予算案が閣議決定された。

整備新幹線の開業前倒し費用などを盛り込む一方、生活保護費の冬季加算などを減額し、STAP問題に揺れる理化学研究所の予算を初めて大幅に削るなど、強弱をつけた。だが、財政制度等審議会で指摘された飼料用米の単価見直しが行われないなど、切り込み不足も散見される。

予算全体を見渡した場合、歳出の約33%を占める社会保障費のうち、自然増は4000億円程度と概算要求時点の半分に抑え込んだ。消費税率引き上げもあって税収は14年度当初予算比で4.5兆円も増加。結果、国債発行額は14年度比で4兆円も減り、国債依存度は09年度以来となる38.3%の水準に下がった。

10%への消費増税を先送りしたにしては一見、上出来の予算に思える。が、景気がよくなって税収が増えたとしても、なお37兆円近く残る財政赤字を埋めるには程遠い。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数