天文学的数字という表現がふさわしいだろう。中国最大手のEC(電子商取引)会社、アリババグループ・ホールディングが毎年11月11日に開催する年に一度、1日限りのセールイベント「グローバル・ショッピング・フェスティバル」。2015年は912.17億元(=1兆3757億円。1元=15円換算)の商品取扱高があり、これは日本のEC大手・楽天における、宿泊予約などを含めた年間国内EC商品取扱高のおよそ半分に当たる。売上高では、三越伊勢丹ホールディングスの年間計上額と肩を並べる。
中国では11月11日は1という数字が並ぶことから「独身の日」と呼ばれ、若者を中心に友達とパーティや買い物をして楽しむ風習があった。アリババは09年からこの日に自社のセールイベントを設定し、以後年を追うごとに規模を膨らませている。09年はわずか27社の出店だったが、15年には4万社以上が参加した。14年には、一企業によるECの1日当たり商品取扱高が世界最高であるとして、ギネス記録に認定されたほどだ。
そして今年の11月11日。前日のカウントダウンイベントには、元サッカー英国代表選手のデビッド・ベッカム氏と妻のビクトリア・ベッカム氏や、元NBAスター・プレーヤーのコービー・ブライアント氏、有名女優のスカーレット・ヨハンソン氏らが登場し、場を盛り上げた。
セールの結果は、11月11日0時を迎えた瞬間から10億元の商品取扱高を達成するまでの時間が、わずか52秒と昨年の1分12秒より短かった。100億元達成までの時間は6分58秒で、昨年の12分28秒のほぼ半分だった。1日当たりの商品取扱高については、1207億元(2兆円弱)と昨年比で32%増だった。
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