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緊急点検 企業業績 浮かぶ株 沈む株

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1月21日は718円、1月29日は872円、2月15日は911円……。2016年に入り、日経平均株価が1日で上下に大きく振れる日が増えている。年初から2月29日までの2カ月間での変動幅(高値と安値の差)は1日平均427円。昨年(同222円)、一昨年(同169円)と比べかなり大きくなっており、1日で500円以上動くことはもはや珍しいことではない。

背景として、為替動向や資源価格など外部環境が大きく変動していることはある。たとえばドル円相場は年初から2カ月も経たないうちに10円以上円高へ変動。これまた昨年1年間の変動幅を超えている。

ただそれ以上に、ブル型投資信託など先物取引を利用したファンドが規模を急拡大したことも大きい。ブル型ファンドは日経平均などの指標をターゲットとし、指標の値動きの2~3倍の投資成果を目指したものだ。先物が買われる(売られる)ことで価格が大きく動き、先物主導で現物にも売り・買いが入るため、変動幅が大きくなってしまうのだ。

株価を見極めるため、来期業績に関心が集中

株価は企業業績によって変動するものだ。業績がよくなれば上がり、悪くなれば下がる。ドル円相場が1ドル=110円をつければ、トヨタ自動車をはじめ円高で収益が押し下げられる輸出銘柄が売られる。原油価格が1バレル=30ドルを割り込めば、巨額の評価損を計上することになる石油精製会社を中心に株が売られる。

ある企業が業績予想を上方修正すれば、程度にかかわらず株価は上昇し、下方修正すれば一気に売られる。ただ、相場全体の振り幅が過剰に大きくなったことで、個別企業の景況感がどれほどよいのか、どれだけ厳しいのか、株価の動きから判断するのが難しくなっている。

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