日経平均株価は、8月の急落から反転上昇。一時の下値不安はかなり和らいだ感がある。
それでも、「金融相場から業績相場へはスイッチしづらい状況」(ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長)。業績予想の上方修正に踏み切る企業が多い反面、下方修正を行う会社も少なくないからだ。
相場全般の方向感がなかなか定まらない局面での株式投資では、収益の堅調な銘柄に資金を振り向けるのが無難だろう。そこで今回は2月期決算企業を対象に、今2015年度の通期会社計画に対する15年8月中間期(3~8月)の営業利益実績の進捗率を算出。今期予想営業益が5億円超かつ増益見通しという条件で絞り込んだ。
進捗率の高い順に並べたのが上のランキング。2月期決算会社には流通・小売り関連の企業が多い。
1位はあさひ。自転車販売の専門店を展開している。算出対象企業では唯一、8月中間期の実績が通期計画を超えた。
中間期の既存店ベースの売上高は前年同期比0.3%減。全体の売り上げも会社見通しを下回った。が、好採算・高単価のスポーツタイプの自転車が好調な売れ行きを示したことで、営業益は同18%増の33億円。従来計画(30.7億円)を上回る着地となった。
月間売上高もチェック
2位は、九州を地盤とする家電量販店のベスト電器。進捗率は100%近くに達したが、前年同期比では営業減益だった。
小売業の業績をチェックする際には、多くの企業が自社のホームページなどで公表している、月間売上高にも目配りが必要だ。ベスト電器の場合も、月間売上高を確認すれば減益の背景が見えてくる。
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