海外売上高比率が高いほど、為替の影響を受けやすい。円急伸の逆境下でも、増益になる企業はどこか。海外売上高比率が50%以上の会社を対象に、2016年度に営業増益を見込んでいる会社を営業増益率でランキングした。
1位のそーせいグループは、英国の創薬ベンチャー・ヘプタレス社を、15年に480億円で買収してから様変わりした(→関連記事へ)。16年度もヘプタレス社と海外企業との共同開発や提携が進むことで入る、ロイヤルティや契約一時金による営業利益の大幅増を見込む。
3位の新電元工業は、前期に顧客先のリコール実施に伴う発生費用40億円強を計上した影響がなくなり急回復するが、円高の影響でペースは鈍い。車載向け電装品を生産するインドネシア新工場の稼働もあり販売数量は増加基調にあるものの、最高益だった13年度と比較すると営業利益は4割程度にとどまる。
また2位で音響機器を販売するティアックは4期連続、6位のプリント配線板のエルナーは3期連続で最終赤字に沈んでいる。両社とも今期の期初予想は黒字復帰となっているが、期末に業績下方修正の発表を繰り返しているため注意が必要だ。
この記事は有料会員限定です
残り 414文字
