インターネット通販市場の拡大や、サードパーティ・ロジスティクス(専門業者への外部委託)の利用増などを背景に、さらなる高度化が求められている物流機能。シーアールイー(CRE)は物流施設に特化した不動産管理、開発投資、そしてアセットマネジメントを一手に手掛けるユニークな会社だ。
不動産管理は物流施設を一括で借り上げるマスターリースと、管理・運営を行うプロパティマネジメントとから成る。合計の管理面積は現在、約94万坪。景気動向による稼働率の増減というリスクはあるが、ほぼ安定した収益を上げることができるストック型ビジネスである。
今年4月、株式公開により約49億円を調達。その資金は主に物流施設の開発に投資する。2016年7月期は埼玉県羽生市、久喜市の2物件、17年7月期は埼玉県新座市、さいたま市緑区(浦和美園)、茨城県守谷市の3物件の竣工・売却を予定。15年10月に用地を取得した守谷は、敷地面積7700坪、延床面積1万坪の大型案件だ。
売却時の粗利10%以上を基準に物件を開拓。売却の有無による期間収益の変動を減らすため、「毎期3~5物件を安定的に売却できるよう用地の仕入れを強化していく」と亀山忠秀常務は言う。
仕入れ強化策の一環として、東証マザーズ上場のエンバイオ・ホールディングスと資本業務提携、同社を持ち分会社とした。物流施設の候補地は、工場跡地であることが少なくない。そこで問題となるのが土壌汚染。エンバイオの土壌浄化技術を活用することで用地取得を加速するのが狙いだ。
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