年初から6月末までの新規上場数は40社に上った。株式移転や経営統合といったテクニカル上場は除いたIPO(株式新規公開)の社数だ。公開価格を初値が上回った銘柄は31社、「勝率」は77%となっている。
拡大する
アベノミクス以降のIPO実績を振り返ると、2013年上期は21社、勝率は95%だった。14年上期は25社で同72%、15年上期は43社で同90%となっている。数字を比較すると、16年は上場社数こそ15年並みだが、初値の勝率は14年に次ぐ低さだ。
なお、公開価格に対する初値は、公募・売り出しによる市場からの吸収額が小さいほうが大きく上昇しやすい、という傾向がある。
初値騰落率が373%とトップになった転職情報サイトを運営するグローバルウェイは、公募・売り出しの総額が3.8億円にとどまる。一方、17.3%の下落率で最下位となった電子機器の受託製造を手掛けるユー・エム・シー・エレクトロニクスは、61.8億円もの金額を市場から吸収している。
初値でのキャピタルゲインを狙うのであれば、証券会社の抽選に申し込む際に、公募・売り出し規模も検討材料としたほうがいいだろう。
この記事は有料会員限定です
残り 448文字
