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過剰債務で再建以前のシャープ メイン行も手詰まりで時間空費

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はたして、どんな数字か。シャープの2015年第2四半期決算は10月30日発表の予定で、本稿執筆時点では未発表。業績予想は減額されたが、気になるのはキャッシュフロー(CF)だ。

会計上の赤字が続いたとしても、資金繰りさえついていれば会社は潰れない。今のシャープはその資金繰りへの不安が高まっている。

15年6月末の現金同等物は1882億円。売上高は2.7兆円なので、売上高の1カ月分にも満たず、いかにも少ない。そもそも、期初の短期借入金と1年内返済予定の長期借入金の合計は8400億円で、メイン銀行2行のDES(債務の株式化)により約6200億円になったとはいえ、これを手元の現預金と年間のCFで返済しなくてはならない。ところが、4~6月の営業と投資のCF合計は600億円のマイナスだ。

月刊誌『FACTA』11月号の「シャープ『資金ショート』寸前」によると、15年9月末の手元現預金は1000億円を若干上回る程度で、15年末には底を突くとのことである。前述のような状況で9月末の現預金が1000億円程度なら、資金ショートの話が現実味を帯びてくる。

CFを補完するのが、資産売却だ。すでに本社はニトリに売った。最大の目玉は現在、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業、米アップルの連合軍と官製ファンド、産業革新機構とで綱引きが演じられている液晶ディスプレー事業である。

本事業がどちらに行くかは、技術の海外流出を認めるかどうかという産業政策上の大問題だが、シャープにとってはどうでもいい話。本事業の価値は2000億円とも3000億円ともいわれており、シャープの関心はどちらが高値をつけるかだけだ。

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