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"GDP想定外ショック"で綻ぶ日銀シナリオ 黒田日銀のシナリオに狂いはないか

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金融政策決定会合の後に開かれた8月8日の記者会見。日本銀行の黒田東彦総裁の応答がいつもの様子とは異なると、金融関係者の間で話題になった。会見では主に、日銀の景気回復シナリオと、足元で弱い数字がそろい始めている経済指標との乖離について、やり取りが交わされた。たとえば、こんな具合だ。

「輸出は円安になったにもかかわらず増えない。これは日銀の想定外の動きと見ているのか」

「輸出が弱めになっている一時的な要因は剥げ落ちつつあり、(中略)世界経済の成長が加速していく中で日本の輸出も緩やかながら増加していく」

答えが延々と長く続く割に、中身がない──。あるエコノミストは、「日銀シナリオと経済指標とのギャップをどう埋めるか、そうとう苦慮しているのではないか」と、黒田総裁の胸の内を推測する。

想定を上回るGDPの落ち込み

黒田日銀にとって悪いニュースとなったのが、その5日後の13日に公表された4~6月期の四半期GDP(国内総生産)速報だ。

実質GDPは年率マイナス6.8%で、1~3月期の年率プラス6.1%から大きくダウン。今年4月の消費増税による駆け込み需要とその反動減の振幅は、政府やエコノミストの大方が当初に想定したよりも大きかった。

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【なぜ反動減は大きくなったのか】

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