連絡はFAXで…「THE ALFEE」3人の楽しい関係 「気づけば後期高齢者」の元気すぎる現在

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新曲のレコーディングは、密にならないよう、十分に気をつけて行われた。

高見沢「3人一緒にやっていたコーラスも、1人ひとり録って」

桜井「ただ、このシステムって、コロナになる前からやっていたことではあるんです。去年出したアルバムのときもそう。坂崎のスケジュールが合わないときは、2人でできる分だけ作業を進めて、後で坂崎の声を合わせる。このやり方だと、主旋律を録音する前にコーラスを入れることになったりする。だから、きっちり音をとらないと声が重ならないからシビアですよ

坂崎「ピッチ(音程)がちゃんとしてないとピッチリ合わない(笑)」

高見沢「お後がよろしいようで(笑)。今回の新曲のメインボーカルは桜井です。これまでフォーク系の曲のメインは坂崎に歌ってもらうことが多かった。だからこそ、逆に桜井の艶っぽい声で歌ったら面白いかなという気がして。実際にレコーディングを始めたら想像以上のものが出来上がるわけです」

坂崎FAXしかなくても、この“艶のある声”があればいい(笑)

高見沢「スマホもなくていい。この声があれば(笑)」

桜井「僕のことは、放っておいていいですから(笑)」

歌詞にある“夢”という言葉に込められたメッセージ

『友よ人生を語る前に』の歌詞にある“夢”という言葉について、すでに夢をかなえたように思う3人に聞くと、

坂崎幸之介(撮影:森田晃博)

坂崎「まだ夢の途中。かなっていないですよ」

高見沢「僕ら、ブレイクしたとは思っていないんです。だから、これから大ブレイクですよ。夜明け前の感じがしている」

坂崎「長いな、助走が(笑)」

桜井「このまま逝っちゃったらどうするんだ(笑)」

高見沢「20代前半でデビューして、そのときの夢だったコンサートやツアーはかなっています。でも、今、延期になっている。以前の生活を取り戻すことができるよう祈るしかないのですが、音楽ってやっぱり対面してなんぼだと思う」

坂崎「僕らだけのことではない。この状況で音楽を目指す人が減ってしまったり、諦めてしまう人が増えたら、大損失ですよね」

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