ボルボ「S60」乗ってわかった新型セダンの実力 競合多いカテゴリの中で特筆すべき点は?

ボルボの考える最良のセダンとは?
イタリアでは自営業のちょっとこじゃれた男性は、ボルボに好んで乗るとか。イタリア車もいいけれど、北欧テイストの個性が立った内装と、安全装備と、しっかりした走りを体験すると、選択の趣味は悪くないと納得するものがある。
日本における最新のボルボモデルは、2019年11月5日に発売になったばかりのセダン新型「ボルボS60」。ここでは何度か書いてきたと思うけれど、セダンは、じつはクルマの原型ともいうべきもの。そのよさは、乗り心地とフォーマル性にある。S60は、それにスポーティなテイストが加わっている。
2018年に日本に導入されたのがステーションワゴンの「ボルボV60」で、今回のS60はそのセダン版。全長4760ミリと伸びやかなボディに、最新のボルボ車のアイデンティティといえる、ちょっとアグレッシブなフロントマスクの組合せ。セダン=保守的というイメージなんて吹き飛ばしてくれる。