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入社8年、ITベンチャー勤務30歳の強烈な後悔 企業理念だけで就職先を決めた先に見た現実

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  • 大槻 智之 特定社会保険労務士、大槻経営労務管理事務所代表社員

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「やりがい」は確かに大事ですが(写真:プラナ/PIXTA、写真はイメージ)

「あのときもう少し慎重に選んでおけばよかったです」

8年ほど前に有名私立大学を卒業後、とあるITベンチャー企業のA社に新卒で入社した鈴木保さん(仮名、30歳男性)が深いため息とともに消え入るような声でそう語ってくれました。

「あの社長の下で働いてみたい」

鈴木さんはもともと「安定しているから」という理由で公務員を強く志望していたそうです。ただ、先々を考えて、いちおう一般企業も知ってから決定したいと思い、A社でインターンをすることにしました。初めて会社という組織の一員となり、世の中には有名企業や大企業でなくとも、しっかりとした企業はたくさんあるということに気が付いたそうです。

A社にインターン生として勤めていたときは、新しい経験の連続で充実した日々を送っていました。社員数も10人程度で、当時、大学生だった鈴木さんにも気さくに接してくれ、そして何よりも仕事の楽しさを熱心に教えてくれたそうです。頻繁に行われる社内の飲み会にも何度か参加した鈴木さんは、そこでじっくりと社長の考えを聞く機会ができたそうです。

「社長の熱意がすごくて、魅力的でした」

鈴木さんは振り返ります。

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【社長が最も熱心に取り入れていたものが…】

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