新感覚のティファニーブティック、原宿に登場 TIFFANY & CO.
東京・原宿のキャットストリートにティファニーのコンセプトストア「ティファニー@キャットストリート」が新たにオープンした。当面は3年という期間限定のオープンだが、状況次第では延長もありえるという。
店内に入ると、そこは吹き抜け6層の広々とした空間が広がり、フロアにはティファニーブルーの商品やジュエリーが並んでいるのがわかる。ここでティファニー・ジャパンの社長ダニエル・ペレル氏と合流し、店内を案内してもらうことに。
「ティファニーらしくないところで何か新しいことをやりたかったので、今までと異なった方法でブランドを表現しています」。こうペレル氏が話すとおり、そこにはおなじみのティファニーブティックとは違った、初めて見る新しいティファニーの世界が広がっていた。
まずエントランスの右側には、見慣れない什器が設置されていた。ペレル氏が言う「ここにしかないユニークなもの」の1つで、香水の自動販売機である。購入する際に支払いを済ませるとコインを1枚渡される。それを自動販売機に投入すると、商品が出てくるという仕組みである。それから半地下になっている1番下のフロアへ向かった。
「ここには“スタイリング・スタジオ”というスペースを設けました。スタイリング・アシスタントというスタッフが常駐し、スタッフ立ち会いのもと実際に商品を触って、気軽に着け心地を試すことができます」
そこにはパーソナライゼーションのコーナーも。エングレービングは2000円(税抜)で、好きな文字やデザインを刻印したり、手書きのメッセージを刻むことも可能だ。
それから2つ上のフロアに。ドッグ用のボウルやリード、テディベアもあり、グローブトロッターとのコラボレーションラゲージもある。「とにかく愉しめる空間」にしたかったというペレル氏の言葉どおりフォトセッションのコーナーなどもある。また、この店には新コレクション「ティファニー T トゥルー」も並んでいた。
「上を向いた“T”、下を向いた“T”が連なったデザインで、カップルリングとしても結婚指輪としてもいいですし、重ねて着けることもできます。もちろんダイヤモンドリングもあり、それはセッティングもカット(ミックススクエア)も新しいものです。新しいですが、とてもティファニーらしいものになっています」
そのティファニーらしさとは何なのか?
「タイムレスであることが最も大事なことです。モダンであること、クラフツマンシップであること、スタイリッシュであることは言うまでもありません」
ダイヤモンドのティファニーセッティングが約135年、オープンハートも約50年経っているがまったく色あせていない。そういうことである。
そして、最後は最上階のカフェに。アメリカのダイナーをイメージしてつくられており、ニューヨーク店以外でカフェがあるのはこの店だけなのだとか。インターネットで予約が可能なこのイートインスペースは11時30分の開店なので、映画のタイトルのようにはいかないが、店内を見て回った後はぜひここ、ティファニーで昼食を!
ティファニー@キャットストリート
東京都渋谷区神宮前6-14-5
11時~19時
(カフェ11時30分~18時30分)
不定休
https://www.tiffany.co.jp/jewelry-stores/cat-street/