「つい同じような服を買う」の根本的解決法 松屋銀座

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松屋銀座が、働く女性の洋服選びをサポートする女性用コンサルティングサービスを、3月23日より開始した。専門スタッフが、お客一人ひとりに合ったコーディネートを提案する、いわゆるパーソナルスタイリングサービスだが、そこには松屋銀座らしい「強み」があった。

知識と理論に基づいたスタイリング提案

このサービスの大きな特徴は、スタイリストが”プロの資格”を持っていることだ。その資格とは、一般社団法人パーソナルスタイリスト®協会の公認資格で、同協会の試験を受け合格したスタイリストがコンサルティング業務を行う。

これによって実現するのが、ファッショントレンドだけでなく、TPOごとのドレスコードやスタイリング理論を踏まえたアドバイスだ。例えば「管理職のオフィススタイルなので、威厳と親しみを兼ね備えたスタイルに」「顔がベース型なので、Vネックでシャープに見せる」「着丈が長めのジャケットで、腰回りの張りをカバー」といった提案が可能だ。

2017~18年に行ったトライアル時にも、「いつも同じような服ばかり着ていたが、自分に似合う新たなブランドを発見できた」(40代・医師)、「自分にマッチしたショップを効率的に回れ、服を見つける時間が短縮できた」(40代・上場企業部長)という声が上がり、評判は上々だった。

1回のコンサルティングサービスは、専用個室でのカウンセリング30分と、店内アテンド2時間の計2時間30分。ブランドやフロアをまたいだ連携が取られていて、スタイリストと話をしながら松屋銀座の各ショップを回ることができる。

もちろん、じっくり服選びに付き合ってくれたからといって、商品を購入する必要はない。時間も長いだけに「なんだか買わないと悪いな」と考えてしまいそうだが、それはむしろ逆。「気に入らない商品はスタイリストが断ってくれた」(50代・医師)という声もある。スタイリストはさまざまなシチュエーションで味方になってくれるのだ。

料金は、5000円で年間2回までコンサルサービスが受けられ、3回目以降は1回につき5000円を支払うシステム。事前予約制で、オフィシャルサイトから申し込める。

人間、中身が大切とはいうものの、実際は外見の印象で仕事の成果が大きく変わることもある。松屋銀座のコンサルサービスを通して”新しい自分”に出会うことが、人生の転換点となるかもしれない。