慶應志木男が抱える「外部生扱い」のトラウマ 東京カレンダー「慶應内格差」<6>
稼いだカネは「あぶく銭」、推定年収1億円以上の出世頭
小原弘典。38歳独身バツなし。プライベートエクイティファンドでマネージングディレクターを務め、投資先企業に乗り込み取締役として辣腕を振るう頭脳派だ。小原は自分の財産を「あぶく銭」と呼んでいる。その「あぶく銭」で港区の2LDKの低層マンションに住む。
結婚は逃したが、会社では出世。外資アラフォーに多いパターンだ。
週の半分は手なづけているチームの若手を無理やり引っ張り出し、合コン三昧。会社名を出せば港区女子は目が輝きだす。小原も女性には困らず、最近は食傷気味だった。
そんな時、いつもの港区女子とは違う子たちに出会った。「3S(沙羅、栞、早希子)」と呼ばれているその子たちは、媚びない。27歳という花盛りを謳歌し、怖いもの知らずなのだろう。


















