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仕事がデキる人は走りながら脳を鍛えている 長時間のデスクワークが脳を退化させる理由

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  • 重森 健太 関西福祉科学大学教授/理学療法士

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煮詰まるぐらいなら、思い切って走りましょう(写真:kou / PIXTA)
午前中、あるいはランチの後、パソコンの画面を見ながらぼーっとしている自分に気がつく。「仕事に集中したいのになぜ……」と疑問に思いつつも、やはり気が散る……。もし、こんな症状があるなら、あなたの脳は退化しているかもしれません。
脳が衰えてしまっては、いくら小手先のビジネススキルを学んでも意味がありません。『走れば脳は強くなる』の著者であり、脳科学の観点からヒトの運動機能を研究している関西福祉科学大学教授・理学療法士の重森健太さんが、こうした症状の原因と対策、新しい脳の鍛え方を解説します。

普通に生活していたら脳はどんどん退化する

普段、あなたはどんな毎日を過ごしていますか? 1日の流れを思い浮かべて、どれくらい身体を動かしているか確かめてみてください。

・通勤は電車か車
・駅構内では階段が隣にあっても、エスカレーターの長蛇の列に並ぶ
・会社ではデスクワーク中心で長時間同じ姿勢で座っている
・ランチも会社の食堂や近くの店で済ませるのでほぼ歩かない
・会議室までの移動はもちろんエレベーター
・帰りの電車の中では基本的にスマホをいじっている
・早く家に帰れても、テレビやネットサーフィンでだらだら過ごす
・週末は疲れて寝ているか、軽く買い物に行くだけ

もし、こんな「動かない毎日」を送っているとしたら、あなたの脳は徐々に退化しはじめています。体は脳のスイッチのようなもので、体を動かせばそれだけ脳が活性化されます。逆に動かない毎日を送っていると、脳への刺激が少なくなり、衰えていってしまうのです。

かつて私たち人類は400万年もの長きにわたって狩猟採集生活を続け、お腹がすいたら獲物を求めて遥か遠い土地まで移動するというように、圧倒的な活動量の中で脳を鍛え進化してきました。

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【意識的に体を動かさなければ…】

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