有料会員登録
ライフ #想定外の人生を、生きている

夫の不倫、殴り合いの修羅場も"ネタ"に——漫画家になった40代女性の「想定外すぎる人生」

8分で読める
ポメさんの漫画
漫画家のポメさんは、元夫との修羅場や離婚まで赤裸々に描き、想定以上の反響を得ている(画像:ポメさん提供)

INDEX

「私の人生、想定外だらけです」

漫画家として活動する40代のポメさん(漫画家としてのペンネーム)は、取材中そう話した。

20代で結婚するも、わずか1年で離婚。その後に再婚し、現在は夫と2人の子どもと暮らしながらWeb上で配信する漫画で生計を立てている。全く望んでいない波瀾万丈な人生を送ることになったが、その経験が憧れだった漫画家への足がかりになったという。

連載「想定外の人生を、生きている」では、そんな“予定していなかった人生”を歩む人たちに話を聞いている。想定から外れた先で何を失い、何を得て、今をどう生きているのか。それぞれの人生を通して、「こうあるはず」とされてきた生き方についても考えてみたい。

連載「想定外の人生を生きている」の一覧はこちら

水道水で生き延びる日も…母は「毒親」だった

父、母、6歳年下の妹という家庭で育ったポメさん。人格形成にとって最重要とされる幼少期に、彼女は母親から数々の虐待を受けていた。

「家庭内で、母は“絶対的”な存在でした。常に母の顔色をうかがう日々で、それでも怒られる、叩かれる、外に締め出されるのは日常茶飯時。なかでも過酷だったのは、母の機嫌が悪いときに食事を与えられなかったことです。そうしたことがたびたびあり、何日も水道水で飢えをしのいでいました」

母は、6歳年下の妹には虐待をしなかった。あまりに扱いが異なるため、「自分はもらわれてきた子なのか……」と何度も思い悩んだという。耐えかねて、「何で私にだけ」と母に抗議したことも数知れず。しかし、母は全く取り合わなかった。

「咳がうるさいから」「ご飯を残したから」などの理由で、外に締め出されることがたびたびあった(画像:ポメさん提供)

父は、母と相反する穏やかな性格。父のことは好きだったが、だからこそ虐待されていると言い出せなかった。

「父は本屋に連れていってくれて、『ドラゴンボール』や『うる星やつら』など漫画をたくさん教えてくれました。私が漫画好きになり、幼い頃から絵を描くようになったのは父の影響です。両親の仲は良好で、父は虐待に気づかず……。父が好きだからこそ母を悪く言うのは父に悪いと思っていたんですよね」

2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数