「彼の言動はあまりに異様でした。『絶対に浮気しているはず』と思っていた矢先、彼のスマホの通知で女性からのメッセージを見てしまい……。ハートマークだらけの現実離れしたメッセージや性的な関係が明確な内容もありました。知らない彼の一面に驚きつつ、『証拠を集めなきゃ』と冷静にスクショを取りました」
スマホには目を疑うようなやり取りもあった。夫は勤務先で会った女性だけでなく、ポメさんと出会った元職場のマッサージ店の女性社員とも関係を持っていたのだ。まさかの出来事に、「いったいいつから……なぜ?」とポメさんは混乱に陥っていく。精神科に通院して投薬治療をする精神状態のなか、夫とのこれからを真剣に考えていた。
「彼の裏切りに心底傷つきました。でも、離婚はだいそれたことだと思っていましたし、素直に打ち明けて謝ってくれたら再構築できないかと考えていたんです。でも、何度聞いても帰って来ない理由をはぐらかされ、連絡が取れない日が増えるなか、精神的に追い詰められていきました」
希死念慮もあり、実際に自傷行為に及ぶこともあった。幼少期から両親に守られず、「そのうち死ぬのだろう」と思っていた期間が長かったせいか、ポメさんにとって「死」は怖いものではなかったのだ。
夫婦で殴り合い…ドラマのような「修羅場」が現実に
ある日、彼と言い合いになった際に「浮気してるくせに」と口を突いて出てしまった。すると、夫は表情一つ変えずに「してないよ」と。全く悪びれない様子を見て、「証拠もあるけど大丈夫?」と続けると、突然平手打ちをされた。
幼い頃から虐待を受けてきたポメさんは、「暴力に対して感覚が麻痺していた」という。暴力への恐怖感はなく、むしろ夫を責める言葉が止まらなくなった。
「シオくんには都合が悪い話だもんね。叩けば私が話をやめると思った? 口で勝てないからって暴力でどうにかするなんて最低だから。っていうか、無計画に浮気すんな。あっちもこっちも中途半端に手出して、やってることダサいんだよ」


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