イギリスの自動車市場で中国ブランド車が急速にシェアを伸ばしている。2026年1~9月期にはイギリスにおける新車登録台数に占める比率17.5%に上昇した。特にEV(電気自動車)のカテゴリーでは、中国ブランドのシェアは3分の1に達した。
イギリス自動車工業会(SMMT)で技術・イノベーション部門の責任者を務めるデビッド・ウォン(黄俊傑)氏が、10月22日、「世界インテリジェント・コネクテッド車両会議(World Intelligent Connected Vehicles Conference)」の開催中、これらのデータを明らかにした。
同協会の調べでは、26年9月の中国ブランドの新車登録台数は8万1776台で、同月の登録台数全体に占める割合は23.3%。足元ではシェア拡大が加速している。
ブランド別販売台数BYD、VWに次ぐ2位に
同月、中国EV最大手の比亜迪(BYD)のイギリスにおける新車登録台数は前年同月比78.7%増の2万140台となり、ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)に次ぐ全ブランド中2位を記録した。また、中国国有大手である奇瑞汽車(Chery)傘下4ブランドの合計登録台数はフォルクスワーゲンを上回った。
ウォン氏は、EVとPHV(プラグインハイブリッド車)が大半を占める中国の新エネルギー車には高級装備やインテリジェント機能が標準で多数搭載されており、消費者が追加料金を払ってオプションを選択する必要がないため、価格競争力が非常に高いと説明した。
さらに同氏は、ヨーロッパ大陸諸国と比較して、イギリスの消費者はより開放的であり、自国ブランドに対するこだわりもそれほど強くないと指摘、「イギリスの消費者は、それが中国ブランドであれ、日本車や韓国車であれ、価格を比較検討し、コストパフォーマンスが最も優れた製品を選ぶ傾向が強い」と語った。


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