車重は1270kgと比較的軽い。1199cc 3気筒エンジンの最高出力74kWにモーターの15kW、最大トルクは205Nmに51Nmが加わる。実際に乗ると、十分、いや十分すぎるほどの加速感だ。アクセルペダルを踏み込むと、気持ちよい加速感を味わわせてくれる。1.2リッターという排気量からの固定観念はまったく過去のものである。
同じステランティスグループに属する、プジョー「3008」や「5008」、シトロエン「C3」シリーズや「C4」シリーズ、アルファロメオ「ジュニア」といったモデルでも実力は証明済みで、クルマ好きのために作られたエンジンといえる。
3気筒エンジンから発せられる音は、排気音を含めてなかなか心地よい。ここも美点と言いたい。かつて小さなフィアット車は(パンダ第1世代を含めて)エンジンをガンガンまわして走っていたのを思い出した。一方でグランデ パンダは、実用トルクもしっかりあるので、かつてのように、つねにしゃかりきになって走る必要はない。涼しい顔で乗っていられる。
プラットフォームを共有するシトロエンと異なる走行フィール
走らせての印象は、足まわりがやや硬めの設定であること。プラットフォームを共用するシトロエン車が“ぽわーん”っという感じの乗り心地なので対照的だと思った。
フィアット派になるか、シトロエン派になるか――。好みが分かれるところだけれど、日本車やドイツ車から乗り替える人には、シトロエンのC3ハイブリッドより、フィアットのグランデ パンダ ハイブリッドのほうが親しみやすいかもしれない。
ステアリングの味付けもシトロエンより少し重め。とくに中立付近では、シトロエンとの違いが明確だ。ステアリングギアボックスなどハードウェアは共用とのことで、パワーアシストの調節で、そう感じるのだろうか。


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