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ライフ #自動車最前線

優れた燃費に軽快な走り、余裕ある空間…現代的SUVなのに「グランデ パンダ ハイブリッド」に漂う往年のフィアット感

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2026年11月7日販売開始となるフィアット「グランデ パンダ ハイブリッド」(写真:三木 宏章)
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初代パンダのスクエアなボディシルエットや機能的なデザインを継承しながら、ピクセルをモチーフとしたグラフィックや立体的なロゴなどを用いて現代的にアレンジされたエクステリア(写真:三木 宏章)

では、なぜ“グランデ”と車名につくのだろう。じつは理由がある。

イタリアには先代(第3世代)パンダをベースに開発した廉価グレード「パンディーノ」が継続販売されている。そのため、あえて差別化が必要だったそうだ。

話がなかなか本題に入らなくて恐縮だが、そもそも第1世代がパンダと名付けられたのは、ローマ神話に登場する旅人の守護神でもある女神「エンパンダ」に由来しているそうだ。旅の守護神というのはとてもいい。そのエンパンダを切り詰めて車名としたことで、動物の“パンダ”のイメージも加わったのは、まさに名案と言える。

日本上陸したグランデ パンダ ハイブリッドの基本情報

ブラックグロス仕上げのグリルからヘッドライトへ連続するスクエアモチーフを採用したフロントフェイス。四角い点を並べたようなピクセルデザインによって印象的な表情を生み出す(写真:三木 宏章)

今回日本導入されたグランデ パンダは、1.2リッター3気筒エンジンを使った48Vマイルドハイブリッド仕様。モーターは6段デュアルクラッチギアボックスに組み込まれていて、発進や加速のときにトルクを増し積みする。

加えて、高速道路などでアクセルペダルをあまり踏み込まない低負荷走行時には、エンジンと駆動系が切り離される。それでリッターあたり20.8kmの燃費を実現しているのだろう。

全長4010mm、全幅1765mm、全高1630mm(「ICON」モデルは全高1585mm)の車体は、日本の路上で扱いやすいサイズ。ホイールベースは2540mmと今の水準ではコンパクトだが、後席は身長175cmの大人2人が、なんの問題もなく乗っていられるスペース的余裕がある。

パッケージングがよいのは、イタリアの大衆車のよき伝統とでもいうのだろうか。小さな車体のクルマに大勢で乗るなんてシーンがすぐ頭に浮かんでしまう。第1世代のパンダは、ホイールベースが2160mmとかなり控えめだったこともあり、後席に乗るのはちょっとアクロバティックな体験だったが、グランデ パンダは名前のとおり“大きなパンダ”なのでご安心を。

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