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「新しい商品を作らなきゃ」と焦る企業に伝えたい→1000年以上前から存在する古刹に学ぶ"知られ続ける"極意

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お団子
「スイーツ巡礼」はお寺でお菓子を楽しむ、新しい魅力を知るきっかけになった(写真:でじたるらぶ/PIXTA)
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すると、一人からこんな答えが返ってきました。

「そりゃ、お団子とか、饅頭ちゃいますか?」

議長が、さらに尋ねます。

「それ、皆さん、何て呼んではりますか?」

「甘いもん、言うてます」

「そやから、高齢者しか来ないんちゃう? 今風に言うたら、どうなりますか?」

「そりゃ、スイーツですな」

「それでええ。スイーツ巡礼、つくりまひょ」

まるで問答のようですが、実際に交わされたのは、これだけシンプルなやり取りでした。

そして、旅行会社の協力を得て、「スイーツ巡礼」を企画することが決まりました。

私は、少し不思議に思って質問しました。

「それって、売店で売っているものですよね。それが観音巡礼になるのですか?」

すると、こんな答えが返ってきました。

「かまへん、かまへん。来てもらうことが大切なんや。来たら、必ず参拝されるから」

なるほど、と思いました。観音巡礼の文化を次世代に受け継ぐために、巡礼そのものを変えるのではなく、これまであった「巡礼」の「表現」を変えたのです。

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