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「大企業みたいなキャッチフレーズをつくろう!」はNG? PRのプロが本気で教えたい中小企業におすすめのネーミング術

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ミーティング風景
企業でも名称によってイメージを変えたり新しい価値を生み出したりすることがあります(写真:R&D VISUAL/PIXTA)

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書籍『大きな会社じゃないのに「知られている」会社がやっていること』を11月に上梓し、「ひこにゃん」などの全国的ブームを仕掛けてきた殿村美樹氏が、京都の「哲学の道」の例をひもときながら、名前やキャッチフレーズが生み出す価値について考える。

イノベーションは「名前」から

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「名は体を表す」と言いますが、PRの世界では、ごく当たり前のことです。

というより、名前を変えることで、イメージを刷新したり、新しい価値を生み出したりすることさえできます。

つまり、「イノベーションは、名前から仕掛ける」ことができるのです。

京都の観光名所「哲学の道」

その効果を考えるために、まずは歴史的なエピソードをご紹介しましょう。

京都を代表する観光名所の一つ、「哲学の道」です。今では、国内外から多くの観光客が訪れる散策路ですが、もともとは1890年(明治23年)、琵琶湖から京都市内へ水を引く「琵琶湖疏水」が完成した際につくられた、管理用道路でした。

当初から観光名所だったわけではありません。

京都大学に近いこの道には、哲学者の西田幾多郎や田辺元らがよく散策に訪れていたといわれています。

そこから、「哲学者が思索を巡らせながら歩く道」というロマンチックなイメージが生まれ、「哲学の小径」「散策の道」「思案の道」「疏水の小径」など、さまざまな呼び方がされるようになりました。

そして1972年(昭和47年)、琵琶湖疏水の管理用道路を守ろうとする地元の保存運動の中で、この道は「哲学の道」と名付けられました。ここから、この道のイメージが大きく変わっていきます。

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