「地下足袋」(じかたび)と聞くと、「建設業の人などが現場で履く作業用」のイメージを持つ人が多いかもしれない。
実は、親指が分かれている構造と薄いソールの形状で、足指を使って地面を直接つかむ感覚が養え、下半身の筋力や体幹を鍛えられるという。そうした機能性に着目した足袋型シューズも開発されている。
この地下足袋に注目し、「ポップでかわいいデザイン」で人気の商品がある。京都のアパレルメーカー「SOU・SOU」(そうそう:運営は若林株式会社)が開発した地下足袋だ。
2003年に発売して以来、人気を高めてきた。現在の価格は1万2000~1万5000円台。年間約2万足を販売し、特にインバウンド(訪日外国人)に大人気だという。
なぜ、日本の伝統商品に着目して訴求しているのか。開発の背景と製作哲学を聞いた。
手掛けるのは「自由でかわいい和装」
「『SOU・SOU』というブランドを一言で表すと、『自由でかわいい和装』です。
現在はファッションも食べ物も『かわいい』が最高の誉め言葉です。SOU・SOUは『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を用いながら、地下足袋やオリジナルな和装など、現代人のライフスタイルに寄り添ったものづくりをしてきました」
「SOU・SOU」代表兼プロデューサーの若林剛之氏(以下発言は同氏)は、こう語る。


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