始まりは高校生らの抗議活動
9月17日、パリ郊外のヴァル・ド・マルヌ県クレテイユ市にあるサン=テグジュペリ高校に端を発した高校生らの抗議活動。教員らの訴えに生徒らが呼応したもので、SNSには、過密な教室や看護師の不在、教員の欠員など、現場の窮状が次々と投稿された。
その後、同校の生徒らは学区教育庁(日本の教育委員会のようなもの)との面会を経て、追加措置の約束を取り付けたが、抗議活動は他校へ広がっていった。高校生の組合「USL」は、公務員の賃金凍結に抗議するストライキが予定されていた9月29日に合わせ、全国の高校での封鎖を呼びかけた。
そして10月17日。
SNSを中心に広がった「黄色いベスト(ジレ・ジョーヌ)運動」再結集の呼びかけに、高校生が合流。教育環境の悪化に対する現場の訴えから始まった波紋は、物価高や税負担、公共サービスの縮小への長年の不満と共鳴し、瞬く間に全国規模のうねりとなった。
現地在住日本人ライター集団「海外書き人クラブ」、パリ在住の筆者が取材した。


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