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ライフ #見た目の科学 人はなぜ“外見”に翻弄されるのか

板野友美「肉パック直置き」は、なぜ"育ちの問題"に見えたのか…芸能人の食卓に起きた《無意識のバイアス》という残酷

11分で読める
板野友美 エイジレスボーイズ
最近何かと話題に上がりがちな板野友美さんだが、なぜ人は気になってしまうのだろうか(画像:ABEMA【アベマ】公式 YouTubeチャンネルより)
  • 宮本 文幸 「見た目」戦略研究家/桜美林大学ビジネスマネジメント学群教授

INDEX

元AKB48の板野友美さんの言動が、またもや物議を醸している。

10月15日放送のABEMAのバラエティ番組「エイジレスボーイズ」で、夫でプロ野球選手の高橋奎二さんと5歳になる娘と鍋を囲む様子が放送された。このときに食卓に出された肉が、スーパーで買ったパックのままだったことが「育ちが出てる」などと波紋を呼んだというものだ。

微笑ましい家族団欒の1コマだが……。テーブルの上のパックに入ったままの肉に注目が集まってしまった(画像:Abema「エイジレスボーイズ #7」より)

「別にいいじゃんね」と擁護の声も多数

これに対し、X上では一部から厳しい声が上がった。《板野友美の育ちがでてるところだね》《パックのままは大学生の一人暮らしみたい》といった具合だ。

一方で、《余計な洗い物も減るしな》《別皿に移したら洗い物増えるだけだから別にいいじゃんね》と擁護する投稿も相次いだ。10月19日に東洋経済オンラインで公開された記事も、共感や擁護の声が目立ち、炎上には至らなかったと伝えている。

番組が映したのは、日常の食卓そのものである。特にマナー違反でもないし、衛生的な問題もないように見える。

それでも疑問は残る。たかが肉のパックで、なぜ「育ち」という言葉まで出てきたのか。マナーの問題と受け止められがちだが、筆者は別の見方をしている。問題はマナーではなく、パッケージが持つ「見た目の文脈」のズレにあったのではないか。そして、その小さな違和感を「育ち」という人柄の話にまで飛躍させたのは、画面越しに見る私たちの脳のクセではないか。それが筆者の見立てだ。

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