あのトム・クルーズにも、不可能なミッションはあった――。異色で野心的な最新作「DIGGER/ディガー」が、彼がスターになって以降で最低級の興行成績に終わりそうなのだ。
北米では4位(5位とする集計も)でデビューし、2週目の週末興行収入は約6割減。1週間遅れの10月9日に公開された日本でも、クルーズ自ら来日して3時間もファンサービスをしたにもかかわらず7位デビューだった。
現在までの全世界興行収入は3908万ドル。期待に応えられなかった過去の作品「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」(2017/4億ドル)、「ロック・オブ・エイジズ」(2012/5940万ドル)、「大いなる陰謀」(2007/6300万ドル)などと比べても低い。それに、これらは9〜19年前の公開作。現在よりチケット代がずっと安かった時代だ。
しかも、製作費は多額だ。正確な金額は明らかにされていないものの、「DIGGER」には少なくとも1億2500万ドル、一説によると1億8000万ドルが費やされたとも言われる。「ザ・マミー」は1億2500万ドルで作られ、4億ドルを売り上げて「失敗」と呼ばれているのだから、桁違いのコケ方である。
批評は賛否両論真っ二つ、観客評価は「C+」
レビューサイト「Rotten Tomatoes」では、331件(記事執筆時点)の批評のうち、肯定的なものは53%にとどまる。観客の評価は、シネマスコア社の調査で「C+」。かなり悪いが、実は「F」にならなかったのが驚きという声もある。「F」は、ただ単に出来が悪いというより、期待と違うものを見せられた観客の怒りの表れとして出ることが多い判定だ。


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