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トム・クルーズの最新作が「日米で桁違いの大コケ」した納得の理由 北米初動は主演作で"19年ぶりの大波乱"

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トム・クルーズの異色で野心的な最新作「DIGGER/ディガー」
「大いなる陰謀」(2007年)以来の“桁違いのコケ方”で話題(写真:「DIGGER」公式ホームページより)
  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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そして、この映画のメッセージ。

「Fossil Fools」は実話にもとづくお芝居という設定で、劇中ではディガーが「環境破壊は自分だけのせいではない」と、とうとうと述べる。ここにかぎらず、それとなくではなく正面から堂々と、何度も言いたいことを伝えてくる。それを「意義がある」と称賛するのか、「説教くさい」と感じるのか。そこでもまた受け止め方が分かれるのだ。

何の映画なのか伝わらない宣伝

だが、意見が出るのは、観客がいてこそ。オープニング週末の数字が示す通り、これはそもそも観てもらえていない。

「サプライズ」を隠しながら宣伝展開をするのが難しかったことは、容易に想像できる。映画の内容は極秘に包まれ、予告編でもクルーズの別人のようなビジュアルが明かされた程度だった。その変身ぶりはたしかに衝撃ではあったが、映画館のチケットの値段が上がり、配信などほかの娯楽が充実する中で多くの一般観客に「今すぐ観に行かなければ」と思わせるには十分でなかったのである。

ポスターからは、映画の内容がほとんど読み取れない(写真:Alon Amir/ Warner Bros.)

「ミッション:インポッシブル」なら、なんとなく足を運んでもそこそこ楽しい体験が期待できるが、これは何についての映画なのかまるでわからない。観客に「ちょっと待ってからでいいや」と思われても、無理はない。

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