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「僕ね、地産地消って、ぜんっぜん興味ないんです」
真庭あぐりガーデンを運営する十字屋グループ4代目の代表・牧一穂(ひとほ)さんの言葉だ。
真庭市のゴミ焼却施設を3カ所から1カ所に減らした「ゴミ処理業者」
岡山県真庭市の複合施設「真庭あぐりガーデン」は、地元の野菜を使ったレストラン&カフェと販売所、子どもが遊べる芝生広場を備え、人口約4万人の過疎の町に年間約24万人を集める。運営する十字屋グループの本業は、廃棄物や汚水、ゴミ収集を担う環境衛生業だ。
ゴミ処理業者が、なぜ「食」に参入しているのかは、前編に詳しい。
真庭本店の2025年の売り上げは、前年比110%と伸び続けている。2024年、岡山県岡山市に出店した2号店は、オープンからわずか半年で約16万人が来店。真庭市は、岡山店から車で約1時間半ほど北上した町だ。岡山県北部の地域で採れた野菜を、県南部の人が消費する。
つまり、真庭あぐりガーデンの岡山店は、地元の野菜を地元の外で売る店だ。
一方の真庭市は、「バイオマス産業都市」「SDGs未来都市」に選定され、地域の資源を活かして「ヒト・モノ・カネ」を地域の中で循環させる街づくりを掲げている。その町で、地元農産物を地元で消費する「地産地消」に興味がないとはどういうことなのか。
牧さんの言葉の真意には、自治体も住民も巻き込んだ「循環」の構想があった。この循環は、真庭市のゴミ焼却施設を3カ所から1カ所に減らした。


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