「地産地消」を否定する理由…一房300円のマスカット
2004年、牧さんは25歳の時、大正5年(1916年)から岡山県真庭市で代々続く家業の後継ぎとして東京から真庭市に帰郷した。
「真庭に帰ってきてビックリしたんですよ。例えば、マスカット。
(牧さん)
地元の農家が丹精込めて作った国産の黒大豆や手作りの小豆、コンニャク……。都会では重宝される生産物が、地元では格安で販売される現実。人口が減り続ける町の中だけで地元の野菜や果物を売り買いしても、市場は小さくなる一方だ。
「同じ品質であっても、都会で販売すれば価値が付加されます」
だが当時の真庭市には、都会の消費者に届ける最適な流通システムがなかった。それならばと2008年、牧さんはネットショップ「JSHOP(ジェイショップ)」を立ち上げ、真庭市の価値あるものを全国に販売し始めた。
人口減少に対する対策や地域資源の価値向上は、自治体の課題でもある。そこで、牧さんは真庭市との連携も強化していった。


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