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「鏡は占いを信じていない」と言われた過去…キャリア35年超の鏡リュウジがたどり着いた"人の心に寄り添う"占いの本質

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タロット占いをする女性
時代における占いの役割とは何でしょうか(写真:KOBAKE/PIXTA)

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AIやSNSの普及で占いのあり方が激変するなか、ヒットする占い師たちに共通するすごみとは何でしょうか。変化の時代における占いの役割を、鏡リュウジ氏の新著『占い師の正体』から抜粋・編集してお届けします。

「当たる占い」を超えて

2018年3月、僕は50歳の誕生日を迎えました。そして占星術に関して原稿を書くようになり、なんと35年目を迎えたのです。

年齢を重ねるとともに、人とのかかわり方、とくに同業者との関係も少し変わってきました。

僕はびびりなところがあるので、ある時期まで、同業者ともあまり深くかかわらないようにしてきました。派閥に取り込まれたり、同業者間のトラブルに巻き込まれたりしたらいやだな、と、つい警戒心が働いてしまったからです。

ところが50歳を超えたあたりから、気持ちのありように変化が訪れました。情報交換はもちろんですが、出版企画の相談にのったり、若い世代の方からアドバイスを求められたり、交流が増えてきたのです。

やはりこの世界に長くいるからでしょうか。自然と、僕で役に立つことがあれば、という気持ちになります。逆に、僕が愚痴を聞いてもらうこともあります。

ただ、占い師なら誰でも話が合うかというと、そんなことはありません。同じ占星術、タロットとかかわっているからこそ、考え方が違うとスタンスも違ってくるので、深い話ができる人と、そうでない人がいます。

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