24年のある調査(株式会社MentarRise「いま、人気急上昇の「メール・チャット占い」について552名にアンケート」)によれば、利用者にメール・チャット占いを利用した理由を聞くと、上位3位が「料金の手軽さ」「サービスが良いと評判だから」「占い師が人気だから」でした。
ネットを介した占いだと、自分の個別の悩みに相談にのってもらえ、またわざわざ占いの館のような対面式の場所に出向かなくてもいい。そういったところでしょうか。
とはいえ、占い師にみてもらう対面式の占いの人気も衰えていないようです。一対一ならではの神秘性や、「私そのものをみて占ってもらえる」という個別感は、SNSでの手軽な占いとはまた別の満足感を与えてくれるのでしょう。
電話占いは、ChatGPTにとって代わられるところもあって、売り上げは減っているとも聞いていますが、一対一の対面占いはかえってその価値を相対的に上げていくこともあるでしょう。
やはり相談というのは心があってのものです。心と反応するのは心しかないのでしょう。こんな時代でも「やっぱり○○先生に話を聞いてもらいたい」と、リピートしてくれる人がいると占いの館の方にも聞きました。
面白いところでは、AIが「そういうことなら占い師さんに相談したほうがいい」というので来ました、という人も出てきているそうです。
AIやSNSを媒介にした占い、対面の占い、さらには心理学的カウンセリングなどが相互に役割を分担しながら、人の悩みに答えていく時代になってきているのです。今の過渡期をすぎれば、相談者のほうももっと賢くさまざまなチャンネルを使い分けていくことになるでしょう。
ですが、いつの時代も人の心に寄り添うことができるのは、やはり心しかないのだと僕は信じています。
雑誌から個人へ
『出版指標年報2025年版』(出版科学研究所2025)によると、出版業界の売り上げピークは1996年。その後、徐々に売上高が落ちてきました。2016年、書籍と雑誌の売上高が逆転。「雑誌は売れない」時代となりました。


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