2026年のSMBCコンシューマーファイナンスの調査によると、20~29歳の男女が毎月自由に使えるお金は、平均3万2159円。物価高が続く中、20代にとって数十万円の出費は、そう気軽にできるものでもない(調査は全国1000人を対象としたもの)。
そんな中、半年ほどかけて約60万円を貯金し、80代の祖母を2泊3日のハワイ旅行に連れていった男性がいる。吉本興業所属の芸人、篠原光さん(27)だ。その道中を自身のX(@Rocky_satsuei)に投稿すると、830万インプレッションを記録。他にもディズニーや叙々苑、アフタヌーンティーなど、祖母とのお出かけをたびたび発信して注目を集めている。
ここまで聞けば、「なんて祖母思いの孫なんだ」と思うが、実際の投稿をのぞいてみると少し様相が異なる。篠原さんは「ムカついたこと」と題して、SNSやYouTube上で祖母の珍発言を取り上げている。祖母が「ハワイは物価が高いのにチップも取るなんて図々しいわね」「ハワイもいいけど温泉にも行きたいのよね」とつい口にしたセリフを、芸人らしくユーモラスにいじる投稿が目立つ。
80代の祖母に大金を使って孝行しながら、いじって笑いのネタにもする――。ある意味で「祖母を大切にする孫」と、「家族をコンテンツとして扱う芸人」が同居している印象だ。いったい2人はどんな関係性なのだろうか。本人に話を聞いてみた。
幼稚園から塾通いに疲弊して…
「『ハワイ楽しみだね?』と送ったら『BYE!』というスタンプを送ってきた。意味がわからない」
「ハワイのホテルに着いた瞬間の第一声は『部屋から海が見れないなんて話にならないわね』だった。初日の夜には『物価が高い、飯がまずい、ぼったくりだ』とハワイの悪口を並べ立てた。1ドルも払っていないのに」
篠原さんの投稿を見ていると、2人の関係は「祖母と孫」というよりも、イジりとツッコミを繰り返す「芸人コンビ」のように映る。天然ボケをかます祖母に対して、遠慮なくツッコむ相方のような雰囲気だろうか。


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