中でも「瀬戸大橋」は、アニメーション映画『ひるね姫』(17年)に、岡山県側の下津井の街とともに取り上げられています。また、同じく瀬戸内海にかかる「明石海峡大橋」は、新海誠監督によるアニメ映画『すずめの戸締まり』(22年)で、さらにしまなみ海道の「来島海峡大橋」は、今月公開の映画『汝、星のごとく』でも印象的に登場しています。
筆者が個人的におすすめしたいのが、高知県越知町にある「浅尾沈下橋」です。「仁淀ブルー」とも称えられる清流・仁淀川を渡る全長約121mの「沈下橋」で、細田守監督によるアニメ映画『竜とそばかすの姫』(21年)、『県庁おもてなし課』(13年)、さらに『君が踊る、夏』(10年)などの舞台やロケ地となりました。
なぜこれほど橋を舞台にした作品が多いのか。
それは、前述の錦帯橋をはじめ、橋は地域のシンボリックな景観であることが多く、また、たくさんの人が行き交い、出会う場所であることから、ドラマが生まれやすい要素を有していると言えます。日本には「絵になるドラマチックな橋」がいくつもあります。
まだまだ魅力的な場所の多い日本の橋。物語とともに楽しみたいものです。
岩国が生んだ「世界的企業」と「コンテンツ」の力
そして岩国といえば、「島耕作」の街でもあります。作者の漫画家、弘兼憲史氏は岩国出身。同氏はたびたび郷里岩国のことを語っていますが、特に「離れてわかった岩国のよさ」について尋ねられた際に、「1つは岩国基地、もう1つは錦帯橋」と答えています。
弘兼氏といえば、岩国で有名な酒「獺祭」を支援したことで話題となりました。
旧周東町(現岩国市)発祥の旭酒造が造った「獺祭」は、今や誰もが知る世界的なブランド。25年からは社名も「獺祭」となりました。
「獺祭」の25年前期の数量実績は全社トータルで6860キロリットル、うち輸出は3193キロリットルに上っています。総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績は79億円を占め、実に4割増となりました(25年9月期)。


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