上位出荷先は中国、アメリカですが、韓国や台湾でも「獺祭ブランド」が根強い人気を誇ります。ニューヨーク郊外で製造する「DASSAI BLUE(獺祭ブルー)」がブランド化し、ECや免税店での販売も力を入れ、まさに世界ブランドとして成長しています。
多くの逸材を生み出した「岩国」
そんな「獺祭」も18年の「西日本豪雨」による土砂災害で、酒蔵が大きな被害を受けました。このとき弘兼さんが立ち上がって支援を行い、被災して獺祭ブランドで出せなくなった純米大吟醸を「獺祭 島耕作」として発売する協力をしたといいます。
弘兼さんは当時のインタビューで、「58万本発売したんですけど、売り出し半日で58万本、全国で完売したんですよ。1本につき200円の寄附金を付けていたので、寄付もあっという間に1億円以上も集まりました」と語っています。まさに、「地域の宝」であるコンテンツ同士がコラボして、大きな社会貢献につながった例であると言えます。
ちなみに宇野千代は、岩国の高森地区にあった酒蔵「宇野酒造」
このように、岩国には独特な文化や歴史によって育まれた空気感があり、ストーリーが生まれやすい土地柄であると考えられます。
宇野千代や弘兼氏以外にも、少年期を岩国で過ごし、岩国を舞台とした作品も残している小説家・国木田独歩や、日本人で2人目のフィールズ賞を受けた数学者・広中平祐など、多くの逸材を生み出した町として知られています。
その岩国を舞台に、ヒロイン「珠」がどのように育っていくのか、今後のストーリー展開が楽しみです。


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