旧東ドイツのザクセン・アンハルト州議会選挙の結果もさることながら、その2週間後の9月20日に行われた同じく旧東ドイツのメクレンブルク・フォアポンメルン州、旧東西ベルリンからなるベルリン州(市)の州議会選挙の結果も衝撃的だった。私はすでにドイツを離れていたため、地元の声を直接は伝えられないが、連載最終回にこの2つの地方選のうち、ベルリン州の結果の意味を考えてみたい。

メクレンブルク・フォアポンメルン州の結果は、右派ポピュリズム政党ドイツのための選択肢(AfD)が得票率38.2%(前回選挙から21.5ポイント増、32議席)となり第1党となった。社会民主党(SPD)が 得票率35.5%(4.1ポイント減、29議席)、左派党6.5%(3.4ポイント減、5議席)、緑の党5.7%(0.6ポイント減、5議席)だったが、キリスト教民主同盟(CDU)が得票率4.9%(8.4ポイント減)と阻止条項(5%)に届かず、結党以来初めて、州議会の議席を失った。
ただ州新政権は、SPDを軸に左派党、緑の党が連立を組み過半数を確保できるので、2017年以来、州首相であるマヌエラ・シュヴェーズィヒ氏が3選される可能性が高い。AfDの影響力は増すが、州政治が激変することはないだろう。
初の左派党主導政権、誕生へ
ベルリン州の選挙結果は興味深い。左派党はザクセン・アンハルト州、メクレンブルク・フォアポンメルン州ともに得票率を減らしたが、ベルリン州では、得票率25.7%(前回選挙から13.5ポイント増、47議席)を得て第1党となった。
この記事は会員限定です
残り 3914文字

