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ライフ #「100年人生」の歩き方図鑑

300円貯金でまさかの「ガルバ通い」する76歳…"興味の数珠つなぎ"で見えてきた、人も自分も幸せになる「お金の使い方」

8分で読める
ヤマさん 
英語やAIの勉強、出会った人との対話をメモに記録…ヤマさんの好奇心は若者顔負けだ(写真:筆者撮影)
  • 大高 香世 博報堂研究デザインセンター 主席研究員
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ガールズバーも、その数珠の一粒だった。

「一回くらい覗いてみるのも、いいかなと思って」

"推し"のために桜の標本木の撮影に出向く

最初は見学のつもりだった。ところが、そこでスタッフの中に"推し"ができてしまった。

彼女から桜が好きだと聞けば、いそいそと靖国神社へ。目当ては、東京の桜の開花を告げるソメイヨシノの標本木だ。5〜6輪咲けば開花となるが、わざわざその蕾を写真に収めるためだけに足を運んだという。アジサイの話になれば、今度は名所と呼ばれる高幡不動までアジサイを撮りに出かける。

いいものを見せてあげたい。その気持ちが、ヤマさんを本気で動かしている。

さらに興味を広げるためにAIも使い始め、今では画像生成にもハマっている。

新しいものへの興味はAIにも広がった。推しの写真を加工した画像を生成(画像:山中泰政さん提供)

演歌から始まった数珠は、ずいぶん遠くまで伸びた。

音楽から英語へ、写真へ、AIへ、人との出会いへ、まるで幸せのわらしべ長者さながらだ。

なぜ、そこまで新しいものを求めるのだろうか。

「我々世代の話は大きく2つしかない。まずは、ここが痛い、あそこが痛いという病気の話。あとは家族とか孫の話ね。もちろん、それが悪いわけじゃないんだけど、話が広がらないと、どこかで心が折れちゃう気がするんだよね」

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