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ライフ #神童だったあの子の今

「中学生で相対性理論を手計算」「微分積分を習い"これが欲しかった"と興奮」宇宙の神秘に取りつかれた神童の現在地

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亀田さん
(写真:亀田さん提供)
  • 新倉 和花 東京大学法学部卒・麻雀プロ

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幼いころに「天才」「神童」と呼ばれた子どもたちは、その後、どんな大人になっているのか。本連載では、早熟ゆえに称賛と戸惑いを同時に抱えてきた人物たちを訪ね、いまの彼らがどんな景色を見ているのかを聞いていく。

本日ご紹介するのは、奈良県出身の亀田崚さん。幼い頃から算数パズルに夢中になり、中学生で相対性理論の計算に自力で挑んだ少年は、「わからない問題がわかる喜び」に突き動かされ続けてきた。大学院生となった亀田さんが挑むのは、「宇宙」という人類にとって最も大きな謎だ。

科学館とパズルに夢中だった少年

亀田さんの父親は理科の教員、母親は音楽の教員で、ピアノの先生もしていた。幼い頃から科学の本を読み、ピアノを弾く。自然科学と芸術に囲まれた環境で育った。

幼い頃、父親に大阪市立科学館に連れていってもらうのが好きだった。宇宙や電気の仕組みを紹介する展示を、一人で何時間でも見て回った。

科学館に夢中だった幼少期(写真:亀田さん提供)

自分がいて、その外側には家があり、町があり、日本があり、地球がある。そのさらに外側には、果てしない宇宙が広がっている。想像もつかないほど壮大なものだが、どうやら算数や理科を学び進めていけば、計算や実験によって、その仕組みを少しずつ解き明かしていけるらしい。それがたまらなく面白かった。

科学館のショップには『アルゴ』や『トリンカ』など、数字や論理を使ったパズルやゲームがいくつも並んでいた。亀田さんはそれらにも夢中になった。「算数を題材にしたゲームって、考えれば答えが出るんですよ。手を動かして、順番にヒントを集めれば、最初はまったくわからなかった答えにたどり着く。これが気持ちいい」。

数学や論理を使ったパズルやゲームにも夢中になった(写真:亀田さん提供)

できなかったことが、できるようになる。その達成感は、亀田さんにとって何物にも代えがたい喜びだった。

キッザニアで様々な仕事をするのも大好きで、朝から晩まで仕事をした。稼いだキッゾにはほとんど興味がなく、気づけば3000キッゾ近くが貯まっていたが、一度も使うことがないまま16歳を迎えて失効した。

キッザニアも大好きだったが稼いだキッゾにはほとんど興味がなかった(写真:亀田さん提供)
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